シャトー・モンローズ Chateau Lafite-Rothschild

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シャトーの歴史

デュムラン親子の情熱が実って

1778年、エチエンヌ・テオドール・デュムランは、サンテステフのジロンド河の河口に面した未開発の土地を購入する。“エスカルジョンの荒野”と呼ばれたその土地は、小潅木、ハリエニシダ、ヒースで覆われており、ヒースの開花時に特有の薔薇色の風景から、後にモンローズと名づけられることとなる。

その息子(父親と同名)の代に、砂利質の土壌にブドウ栽培の適正を見出し、ブドウ栽培を開始した。貯蔵庫などが建てられた後、1825年にはクラシックなスタイルとナポレオン1世時代の様式を調和した飾り気のない邸宅が建てられた。

当初は慎ましいものだったが、1832年にはブドウ栽培地は35haとなり、すぐにボルドー市場でモンローズのワインは有名になった。1855年の格付けの際、モンローズはメドックで2級に格付けされ、彼のワインに対する情熱は報われる形となった。

所有者は移るが品質は変わらずに

1866年、シャトーの所有者はデュムラン家からマチュー・ドルヒュスへと移る。新しい所有者の元、20年に渡るシャトーの大改修が行われた。建物は著しく大きくなり、老朽化した貯蔵庫も改築、ほぼ現在の様相を呈することとなった。また、ブドウ畑やワイン醸造方法も近代化されると同時に、当時としては珍しく、労働者たちの労働条件が改良された記録が残っている。

この頃のシャトーの敷地は、購入や隣人との土地交換によって、すでに現在と同じ面積(68.5ha)に達していた。

彼の死後の1887年、モンローズはシャトー・コス・デストゥルネルやシャトー・ポミーの所有者であるジャン・オスタンのものとなる。1896年、モンローズ最後の売却が、彼の娘の夫ルイ・シャルモリューへと行われ、現在も用いられている家紋がラベルに使用されるようになった。

その後の10年間、シャルモリュー家は戦時中の不景気、経済危機など、様々な困難に直面することとなった。しかし、当時の後継者の熱意や根気によって、今日でも知られている素晴らしいワインの質を保持することができたのだ。それから長きに渡って、ワインの専門家や関係者たちは、ほんの5kmほどしか離れていないシャトー【ラトゥール】のワインとの比較を楽しみ続けている。

新たなオーナーを迎えて

そして2006年4月、大手建設会社で、通信・メディアにも進出しているブイーググループオーナーのブイーグ兄弟がモンローズを買収した。その金額は推定「1億4千万ユーロ(約200億円)」、シャトーの新たな歴史が始まった。

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