1661年、ボルドーの有名ネゴシアンであったピエール・ドゥ・ムジュール・ドゥ・ローザンが、この敷地を手に入れ、シャトー・ローザン・セグラが誕生した。1700年に彼がこの世を去った後も、息子や後継者たちはこの敷地を守り、その名声を高めるべく努力を惜まなかった。
1790年、後のアメリカ大統領のトーマス・ジェファーソンがボルドーへ視察へ来た際、ローザン・セグラの高い品質を認めて、数ケース注文したほどだった。1855年の格付けでは、当時からすでに高い評価を得ていたローザン・セグラは、2級シャトーに格付けされ、【ムートン・ロートシルト】に次ぐ高い評価を得た。
1903年、ローザン・セグラはフレデリック・クルーズの手に渡った。彼はシャトー(城館)を建て、敷地を刷新し、フィロキセラの被害にあった畑の植え替えなども積極的に行った。しかし、1957年を境に所有者は幾度となく変わることとなる。
1994年、現在の所有者であり、有名ブランド「シャネル」のオーナーでもあるヴェルテメール家がシャトーを購入する。直後より多大な投資が行われ、畑のドレナージュ、植え替え、新しいセラーの建設、シャトーの改築など、次々と改革へ取り組んだ。さらに2004年には醸造所の改造も行うなど、より良いワインを生み出すための努力が続けられている。