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トップ > メドック地区 第2級のビンテージワイン > シャトー・デュクリュ・ボーカイユー[シャトー紹介・醸造工程]
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シャトー紹介・醸造工程 |
D2号線を北上し、サンジュリアン地区に入ると、その入り口部分には【ベイシュヴェル】の壮麗なシャトーが見えてきます。そこからさらに道を進むと、一面に広がるブドウ畑の中に、デュクリュ・ボーカイユーの優雅なシャトーが視界に入ってきます。
11月上旬にしては少し暖かかったこの日、予約を入れていた10時ちょうどにシャトーに到着すると、すぐに醸造責任者のレネさんが暖かく出迎えてくれました。
シャトーの説明は、ジロンド川に向かってややキツめの傾斜になっている、デュクリュ・ボーカイユーの畑の前から始まりました。
「ここの畑はジロンド川に近いため、春の霜の害を免れることができます。また、沢山の砂利が堆積している上に、傾斜の角度がきついので、とても水はけがいいんです。このテロワールがデュクリュ・ボーカイユーの偉大なワインを生み出す秘密ですね。」
確かにデュクリュ・ボーカイユーのブドウ畑は、すぐ近くにある【レオヴィル・ラスカーズ】や【ラトゥール】と比較しても遜色ないほど、ジロンド川から近い場所にあります。その名前の元になった“ボーカイユー(美しい砂利・小石、の意味)”という言葉のとおり、多くの砂利が体積した、ワイン栽培には最適な土壌となっているのです。
デュクリュ・ボーカイユーでは、ブドウの収穫は全て手摘みで行い、ブドウ畑の中で選果を行います。畑で選果を行うのは、醸造所まで移動させているごく短い時間であっても、状態の悪いブドウと健全なブドウを触れ合わすことが無いように、という配慮からなのだそうです。
一通り畑の説明を受けてから、醸造所の中へと向かいました。「2006年のワインの醸造が終わったところで、今ちょうど樽にワインを移し始めたところなんだよ。」とレネさんから説明がありました。その言葉どおり、醸造所内には新酒のフレッシュな香りが漂っていて、ワイン好きな方には堪らない雰囲気でした。
デュクリュ・ボーカイユーでは、醸造方法としては特に変わったことをしている訳ではありません。アルコール発酵、果皮浸漬が約2〜3週間、その後タンクの中でマロラクティック発酵を行い、樽へ入れて合計18ヶ月間の熟成を行います。その間は3ヶ月に1度の澱引き、卵白を使用したコラージュを行い、瓶詰めとなるそうです。特に特徴的と言えるものはありませんが、昔からの伝統をしっかりと守り続けていることが伺えます。
今回の訪問中に、レネさんに「1979年からここで働かれているそうですが、毎年同じことの繰り返しで飽きないですか?」と、ちょっと意地悪な質問をしてみました。その答えはと言うと、「全く飽きないですね。ワイン造りは毎年少しずつ違いますし、私は毎年とても楽しみながら造ってますから。ちょうど美しい女性とダンスを踊るようなものですよ。」と、とてもハイテンションで答えてくれました!
“ワイン作りとは、美しい女性とのダンスである” とてもいい言葉だと思いませんか?
デュクリュ・ボーカイユーのワインの品質の高さは、もう周知の事実です。それはきっと、素晴らしいテロワールを持っているという理由だけではなく、こうして造り手自身が楽しんでワイン造っているということも関係しているのかも知れませんね!!
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