サン・テグジュペリの曽祖父が経営
1697年、当時のシャトー所有者であったルイズ・エスクセは、ルイ14世の顧問だったシモン・マレスコにシャトーの土地を売り渡した。その後、領地は広げられるとともに、彼の子孫により修道院と作業所が建てられ、1世紀以上にわたった引き継がれていった。
1827年、すでにマルゴーにあるロヤック地区のブドウ畑を所有していたジャン・バプティスト・サン・テグジュぺリ伯爵がシャトー・マレスコの買手となった。彼は、飛行士であり作家としても有名なアントワン・ド・サン・テグジュペリの曽祖父で、シャトーの名前をシャトー・マレスコ・サン・テグジュぺリとする。
しかし、贅沢な暮らしぶりを続けた結果、1853年、ジャン・バプティストの未亡人はついにシャトーを競売にかけることを余儀なくされた。その頃の資料では、すでに当時の格付けで3級とされており、土地の80%はブドウ畑となっていたことが記されている。
シャトーを購入したフォルカードとボワサックの手によって、1870年には名門の名に恥じないほど、施設は改修される。近代的な発酵タンクの設置、厳密な収穫作業など、メドック地方において他のシャトーのモデルとなっていた。しかし、1901年にはシャトーを売却、これ以降はめまぐるしく所有者が変わる、非常に困難な時期が続いた。
ズジェール家によって復興される
19世紀後半になると、フィロキセラによる被害や二つの大きな戦争の影響により、経営はますます厳しくなっていった。オーナーとなっていたスイス系のズジェール家は、この財政危機を乗り越え、名声を取り戻すべく、三世代にわたって努力を重ねてきた。シャトー・マレスコ・サン・テグジュぺリが復興したのも彼らの尽力によるところが大きいだろう。
現在では、ブドウ畑の管理からワイン作りに至るまで、ロジャー・ズジェールの息子であるジャン・ルックが行っている。









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