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トップ > サンテミリオン地区 第1特別級Bのビンテージワイン > シャトー・ボーセジュール[シャトー紹介・醸造工程]

ボーセジュール

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シャトー紹介・醸造工程

情熱溢れるオーナーの下で

ボーセジュール
ボーセジュールのシャトーです [拡大]

秋晴れの土曜日。この日はサンテミリオン村近くにある、格付け“1級B”のシャトー・ボーセジュールの取材にお邪魔しました。

サンテミリオン村の西側にあるボーセジュールは、同じ1級Bに格付けされているシャトー【カノン】に隣接した土地にあり、「7ha」の畑を所有しています。ここはサンテミリオン村の中でも有名な【オーゾンヌ】の畑がある南側と並び、非常に評価が高い斜面です。

ボーセジュール
こちらは醸造所の建物になります [拡大]

シャトーに到着すると、すぐにオーナーのデュフォー・ラガロッスさんが出迎えてくれて、「まずは畑の説明を」と、事務所の脇にあるテラスでお話を聞かせてくれました。

「サンテミリオンの1級シャトーの大部分がこの地域にあるのは、やはり他と比べて畑が良いからなんだ。ボーセジュールの畑も粘土質石灰岩の上にあり、日照が非常に良く申し分ない。ただし、これだけではダメで、一年間大事にブドウの木を手入れしてあげることで、そのテロワールの本領を発揮できるようになるんだよ。」

こうして、熱心に畑について語ってくれること約一時間! その姿からは情熱が溢れていて、オーナーがワイン作りに真剣に取り組んでいることが伝わってくるようでした。

ボーセジュール
事務所の隣のテラスから見たボーセジュールの畑。このあたりは1級シャトーが集まっていて、奥には1級Bのアンジェリュス[拡大]
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道を隔てたところには、シャトー【カノン】の畑があります [拡大]
ボーセジュール
オーナーのデュフォー・ラガロッスさん。とても情熱的な方です [拡大]

伝統的な手法を守り続けて

全て手摘みで収穫されたボーセジュールのブドウは、醸造所まで運ばれ、選果台での選果、除梗の後、コンクリートタンクへ入れられます。

「ワインの醸造には、コンクリートタンクが一番適していると思っている。ステンレスは外気の影響を受けやすいため、醗酵中の温度を少し低めにしておかないといけないが、その点、コンクリートは外気の影響を受けにくい。木製タンクも同じ利点があるが、メンテナンスが大変なんだ。」

少し古びて見えるコンクリートタンクの中を覗いてみると、キラキラと結晶化した酒石酸水素カリウムがこびりついていて、長い間しっかりと使い込まれてきたことが見て取れます。

醸造方法に関しては至って伝統的で、決して特別なことをしている訳ではないそうです。アルコール発酵と果皮浸漬が合計3〜4週間続き、その後、マロラクティック醗酵もタンクの中で行います。

すぐにブレンドを行った後、フレンチオークの樽に入れて、約16ヶ月間の熟成へと移ります。熟成中にも、伝統的に3ヶ月に1度の澱引き、卵白を使用してのコラージュも行い、ようやく瓶詰めとなります。

「ちょっとカーブを見に行きましょう!」とデュフォー・ラガロッスさんに連れられて、石切り場の後を利用したカーブに連れて行ってもらいました。中に入るとひんやりと涼しく、ところ狭しとワインが並んでいます。オールドビンテージのワインも沢山あり、ここでゆっくりと静かに熟成を続けていました。

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コンクリート製のタンク。見た目は古いのですが、充分に良いワインが生み出せるのだそうです [拡大]
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区画に合わせてタンクの大きさを変えています。正面が大きな区画用で、左手が小さな区画用。高さが違うのが分かります [拡大]
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コンクリート製の発酵タンクの中。樹脂加工はせず、コンクリートがむき出しです。酒石が結晶化しているのが分かるでしょうか [拡大]
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温度管理のためのパイプ。この中には、冷ます場合は冷水が、暖める場合は温水が流れるようになっています [拡大]
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ステンレスタンクも所有しているのですが、こちらはブレンドの際に使用するだけで醸造は行わないそうです [拡大]
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垂直式の圧搾機。近年購入した最新のものだそうで、より品質の高いプレスワインが得られるようになったのだとか [拡大]

幻と化している<1990年>

ボーセジュール
樽貯蔵室の様子です [拡大]

わずか「7ha」という小規模シャトーのボーセジュール。他の1級シャトーと比べて少し地味な印象があり、認知度も低いのですが、ここで生み出されるワインはその格付けに相応しいだけの品質となっています。

中でも<シャトー・ボーセジュール 1990年>は、かのロバート・パーカー氏から100点が付けられ、その味わいが大絶賛されているほどなのです。

また現在では、有名醸造家であるミッシェル・ロラン氏もシャトーへのコンサルタントとして招かれており、今後ますます注目を集めていくシャトーであることは間違いありません。

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樽貯蔵室のサン・ヴァレリの木像。フランスのブドウ栽培者の守護聖人はサン・ヴァンサンですが、サンテミリオンではサン・ヴァレリなのです [拡大]
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石切り場跡に作られたカーブ [拡大]
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古いビンテージのワインも豊富にあるのですが、ビンテージによっては残り少ないものも [拡大]
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「これはカビですか?」と聞くと、「ワインにとって悪いカビではないよ」との答えでした [拡大]
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ラベルが貼られていないハーフボトル、「ブラインドでビンテージを当てろ」と言われました(笑)。何とこの日は95年を開けてくれました! [拡大]
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最後に一緒に乾杯させていただきました [拡大]
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