商品説明チラシ
1月のお届けワイン
官邸や王室の晩餐会で提供された極上品
フランス・パリにあるエリゼ宮殿は大統領官邸として世界中からの来賓をもてなしています。国賓級の来客をもてなすこともあるほどなので、そこで出されるワイン選定には何日もかけてテイスティングを繰り返し、厳選します。ヨーロッパで今なお残る各国の王室の晩餐会も同様で、並大抵のワインは選ばれません。この月はそうした晩餐会で出されたことがあるワインを厳選しました。
レ・シャルム・ドンピエール

レ・シャルム・ドンピエール

メドックAOC
カベルネ・ソーヴィニヨン85%、メルロー15%

57歳のミッシェル氏は学生の頃からずっと家業であるワイン造りを手伝ってきました。念願のメドック地区の畑を手に入れ、丁寧に造りあげたワインは、フランス大統領府・エリゼで供されるまでになりました。こだわりの木製タンクを用い天然酵母で発酵させたワインは、カベルネ・ソーヴィニヨンの比率がこれほど高いのにもかかわらず、角が取れた、まろかなタンニンが心地よい、ソフトな口当たりに仕上がっています。フレッシュなフランボワーズやチェリーの香りにキャラメルの香りが混じり合い、馥郁とした余韻がいつまでも口の中に残ります。
ラ・ソース・ド・シャトー・ジョヴェント

ラ・ソース・ド・シャトー・ジョヴェント

グラーヴAOC
メルロー65%、カベルネ・ソーヴィニヨン35%

ダヴィッド氏とバンジャマン氏の父子に、ある日デンマークからの国際電話がかかってきました。内容は、デンマーク王太子妃が主催する晩餐会にこのワインを使いたいという感激の電話でした。グラーヴという知名度の高い産地にあることに甘んじず、手作業での丁寧な選果や、長年の醸造手法の研究による成果だと、嬉しそうに語ってくれました。そんな彼らの自慢のワインからは、チェリー、カシスなどのフルーツの香りに加えてメントールのようなフレッシュな香りも感じられます。しっかりと骨格のあるタンニンが感じられ、力強く、まさに古典的なボルドーらしいスタイルです。
シャトー・ラ・フルール・デ・グラーヴ

シャトー・ラ・フルール・デ・グラーヴ

グラーヴ・ド・ヴェールAOC
カベルネ・ソーヴィニヨン50%、メルロー50%

『インターナショナルワインリポート』という業界紙に頻繁に取り上げられるようになり、オーナーのイヴ氏は世界が変わったと言います。複数ヴィンテージが続けて90点以上の高得点を叩き出した後、ついにはイギリス王室からも注文が来ました。名前の通り、グラーヴ(小石)が多く含まれた土壌で育ったワインには、ダークチェリーや野ばらなどの妖艶な香りと、まろやかなタンニンがあります。口に含むとキャラメルやバニラなどの樽香が立ちあがり、柔らかい口当たりと絶妙なハーモニーを奏でます。鶏肉やジビエ肉と相性が良いのはもちろん、純度の高いダークチョコレートとのマリアージュもおすすめです。
現地スタッフのシャトー訪問紀行
今月のお届けワイン【レ・シャルム・ドンピエール】の生産者を現地スタッフが訪問したときの様子をお伝えします。
ボルドー格付けシャトーがひしめき合う、世界屈指のワイン生産地、メドック地区。世界に名高い有名シャトーから程近い、絶好の立地に畑を構えるのが、今月お届けのワイン「レ・シャルム・ドンピエール」の生産者、シャトー・ドンピエールです。格付けシャトーを見た後でも見劣りしない、立派な邸宅から出迎えてくださったのは、オーナーの奥様であるジョスリン夫人でした。エリゼ宮にワインを提供しているということで、お話を伺ってみると、さっそくアルバムを持ってきてくださりました。
“これがエリゼ宮にワインを納めて、使っていただいた時の写真です。彼女はエリゼ宮専属のソムリエなのですが、かれこれ20年ほどのお付き合いになります。ここの畑を手に入れる前、フロンサックでワイン造りを行っていたときから主人のワインを高く評価してくださり、ずっとエリゼ宮にワインを納めているのです。”
誇らしげに語るジョスリン夫人。

フランス大統領府であるエリゼ宮にワインを納め、世界各国の賓客に振る舞われるというのは、ワイン生産者にとって大変名誉なことです。1級シャトーのようなブランドワインではないものは、品質と価格のバランスが取れたワインでないと認めてくれません。そんな厳しい基準を20年もの間ずっと満たしてきたジョスリン夫妻。さらっと話してくださいましたが、きっとその裏にはさまざまな努力があったのだと思います。
続いて醸造所を見学させてもらいました。木製タンクと木樽がずらっと並んだ施設はまさに圧巻。
“畑はここ以外にも少し離れた場所にいくつか持っています。手摘みで収穫したブドウはそれぞれの畑から傷めないように冷蔵車でここまで運び、こちらの木製タンクで発酵をさせるのです。”
冷蔵車で運ぶなんて、ラトゥールやマルゴー並みの扱い。やはり素晴らしいワインが出来上がるのには、理由があるのですね。ここでの発酵方法がドンピエールの神髄。ピジャージュやルモンタージュを行わず、ドライアイスの力だけで色素とタンニンの抽出を行うのだそう。
“これはブルゴーニュの低温マセラシオンに近い醸造方法です。ボルドーではあまり行われていませんが、私たちはこのやり方を20年以上続けています。こうすることでフルーティーでまろやかなタンニンのワインが出来上がるのです。”
見学の後は、ご自宅のキッチンに通していただきました。レストランの厨房と見紛うほど、広く立派なキッチンは、窓からの光で明るく、快適な空間。ジョスリン夫人は大の料理好きで、人を呼ぶ際にはいつも自ら手料理を振る舞っているのだとか。

テイスティングの際には、おつまみとしてフォアグラのパテをパイ生地で包んだ料理“パテ・アン・クルート”を用意してくださり、シャトーの自慢のワインをいくつか試飲させていただきました。

お届けするキュヴェはカベルネ・ソーヴィニヨン主体で造られたワイン。もともと、メドックの土地を購入したのもカベルネ・ソーヴィニヨンでワインを造りたかったからだというほど、強いこだわりと信念を持って造られたワインからは、程よい酸味とフレッシュさ、上品な樽香が感じられます。赤系果実のフレッシュな味わいの一方で、カベルネ・ソーヴィニヨンらしいしっかりとしたストラクチャーとまろやかなタンニンが舌に心地よい仕上がりでした。

現状維持ではなく、常に上を目指し続けてきたシャトー・ドンピエール。一体次はどんなことに挑戦して成功を収めるのか、引き続き見守っていきたいと思いました。